あかぐみと園長の絵本
 

 平成17年。今年のあかぐみ(年少3歳児)は49名と、例年にない多数の新入園児をお迎えした。今年はいわゆる弟妹児(お兄さんお姉さんが神明幼稚園の子どもたち)が半数の24名と、これまた例年になく多数ということで、泣く子が少ないかな、と思ったら、保育の初日(入園式の次の日)は「お母さ〜〜ん」といって大泣きする子の多いこと、多いこと。(笑)
ところが、2日目、3日目と進むにつれて、少しずつ幼稚園は楽しいところだと知り、むしろ例年よりも順調なスタートになりました。
 これは私の持論でもありますが、入園当初は大いに泣くのは大歓迎です。お母さんがいなくなって不安な気持ちを、大泣きすることで思い切り表現しましょう。大丈夫だよ、大丈夫だよ、と子どもたちの不安な気持ちに寄り添い、励ますことが私たちの仕事です。お母さんたちも、子どもたちが泣くことを恐れたり不安に思わないで下さい。思い切り泣くことが幼稚園に慣れる近道なのです。

 

 さて、入園当初のあかぐみ(年少・3歳児)の進め方で大事なことのひとつは、「楽しいね」という気持ちを、ひとりひとりの子どもたちが感じてくれることです。そのために担任の先生たちは、いろいろと工夫しながら毎日の保育をしています。園長も、入園当初のあかぐみさんが、少しでも「幼稚園って楽しいな」と感じてくれれば、と思って、毎日あかぐみのお部屋でお気に入りの絵本を読んでいます。園長先生の絵本が大好き、と言ってくれる子どもたちがいれば、それが何よりの喜びです。
 

絵本を読む園長先生

 

 読む絵本は、基本的にその日の気分で決めますが(笑)、その年その年で子どもたちの反応が違うので、みんなの様子も見ながら選んでいます。例年あかぐみでは、「もこもこもこ」「しゅっぱつしんこう」などが「受けがいい」です。
  今年は、エリックカールの「くまさん くまさん なにみてるの?」がみんなのお気に入りになりました。
 気に入った絵本は、何回も何回も繰り返し読むようにしています。いつのまにか絵本の言葉を覚えてしまい、僕が読むのといっしょになって声に出している子もいます

 もうひとつ、あかぐみの絵本で心がけているのは、絵本を読むのといっしょに身体を動かすことです。このエリックカールの「くまさん くまさん なにみてるの?」では、みんなで「むらさきいろのねこ」になったり「くろいひつじ」になったり、「にゃーにゃー」「めーめー」と声に出したりしています。この絵本には続編があって、「パンダくん パンダくん なにみているの?」でも、「あかおおかみ」になったり「マカロニペンギン」になったりして楽しんでいます。
 実はもう1冊、「しろくまくん なにがきこえる?」という続編があって、もう用意してあるのですが、まだお楽しみにとってあるんですよ。(笑)